
愛犬に与えているドッグフード、チェックしておくべきポイント6選

愛犬に与えているドッグフードでお悩みの方はいらっしゃいませんか?
ここでは、大好きなわんちゃんの健康維持のために次の6つの点でチェックしてみることをおすすめします。
少しご面倒をおかけしますが、お使いのドッグフードの全ての原材料(成分表)をご覧ください。とくにお金をかけずに容易に手に入れられるドッグフードは、次のポイントで合致しないことがあります。
※多くのペット系有資格者の方の意見や専門家、米国のAAFCO(米国飼料検査官協会)が定める基準をまとめると、だいたい次の通りの内容が一般的です。
成犬:18%~35% 子犬:22.5%~30%が犬にとって望ましい値とされています。この割合から大きく違うドッグフードは世の中に多く、要チェックポイントです。基準値を超える場合は獣医師さんと相談の上、要検討、40%を超える場合は控えたほうが良いでしょう。
成犬:5.5%~15% 子犬:8.5%~15%が犬にとって望ましい値とされています。肥満が嫌な飼い主さんにとって体系をキープするために脂質バランスは大切です。脂質が少ないとエネルギー不足、多いと肥満ということです。
肉類、〇〇ミールではなく、チキン、鶏肉、ラム肉など、飼い主さんが理解できる食材が具体的に書かれていることが望ましいです。明確でない場合は何の肉でどのような部位がつかわれているかわかりません。よくわからないお肉を愛犬にあげて良いでしょうか?また、原材料のトップは肉または魚の商品を選びましょう。これは、犬にとって良質なたんぱく質を優先的に摂取する必要があるからです。
原材料に「小麦」があれば、犬のアレルギーを起こしやすいと言われています。また、単に「穀物」だけの表記は不明瞭なので、何を使っているかわかりませんので控えたほうが無難です。また、トウモロコシは賛否両論です。
一方で、穀物の「大麦」と「玄米」は例外でアレルギーを比較的起こしにくく、栄養が豊富とされていますので、人気のドッグフードでよく使われています。
BHT、BHC、エトキシキン等の酸化防止剤、合成香料、合成保存料は避けたほうが良いと言われています。
そのため、無添加が推奨されますが、ドッグフードの「無添加」には様々な定義や種類があります。防腐剤無添加、酸化防止剤無添加等。「無添加表示」だけで決めたりせず、「無添加の種類が何なのか?」は判断する上で大切なチェックポイント。広告のイメージだけで決めたりせず、全成分を確認して飼い主様がご判断されることがベストです。
わんちゃんの主食は「総合栄養食」と書かれたドッグフードにすることは、何より優先させることです。ネット上で人気ランキング上位のドッグフードのほとんどは総合栄養食ですが、スーパー等お店でお気軽に購入する場合は総合栄養食でない場合がありますので、要チェックです。主食とおやつはしかり区別しましょう。
※獣医師さんから直接指示を受けているときは、上記のチェックポイントの主張と異なる場合があります。その場合は獣医師さんの指示を優先させてください。
いかがでしたでしょうか? それでは、上記の条件に合致するドッグフードを2つご案内します。
おすすめの無添加ドッグフード(サイズ別)

わんちゃんは犬のサイズに合わせて体に必要とされる栄養素が変わります。そのため、ここでは犬のサイズ別におすすめの無添加ドッグフードをご案内します。
小型犬(10Kg以下)におすすめのドッグフードはこれ
このこのごはん

このこのごはんは、小型犬向けに開発された無添加ドッグフードです。
小型犬に多い「涙やけ」「におい」「毛並」にアプローチしているところがポイント。健康と食いつきにもこだわっており、人が食べられる品質(ヒューマングレード)です。
なんと、開発時にはスタッフが実際に試食しているとか。。
粒の大きさは小型犬にちょうどよい大きさで作られており、小型犬に人気のドッグフードです。

たんぱく質:20.9%以上 脂質:8%以上
不使用添加物:保存料、着色料、香料、防カビ剤、増粘剤、発色剤、酸化防止剤(BHA、BHT)
主原料:鶏肉(ささみ、胸肉、レバー)、玄米
サイズ:小型犬
ステージ:子犬~シニア犬までのオールステージ対応
分類:総合栄養食
実績:250万袋販売
・原材料
鶏肉(ささみ、胸肉、レバー)、玄米、大麦、ビール酵母、鰹節、米油、乾燥卵黄、鹿肉、まぐろ、青パパイヤ末、モリンガ、さつまいも、わかめ、昆布、乳酸菌、セレン酵母、L-トレオニン、ミネラル類(牛骨未焼成カルシウム、卵殻未焼成カルシウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、グルコン酸亜鉛、ピロリン酸第二鉄、グルコン酸銅)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンB2、ビタミンB12、パントテン酸カルシウム)
■ タンパク質の比較
このこのごはん:20.9%以上
AAFCO基準:成犬:18%~ 子犬:22.5%~
成犬では合致して合格ラインです! ただし、子犬にはタンパク質がやや少ないので成犬からのほうが無難といえるでしょう。(オールステージ用と書いてありますが、子犬は要検討です。)
■ 脂質の比較
このこのごはん:8%以上
AAFCO基準:成犬:5.5%~ 子犬:8.5%~
成犬では合致して合格ラインです! ただし、子犬には脂質がやや少ないので、やはり成犬からのほうが無難といえるでしょう。
上記のように、子犬の場合は、メインであげるのではなく、気分転換用のサブとして与えほうが良さそうです。
■ 添加物について
人工添加物でリスクがありそうなのは無さそう。BHA、BHT、エトキシキンを使っていませんし、合成保存料、香料、着色料を使っておらず、国産だし言うことなしです。
■ 栄養について
雑穀系で栄養の種類がたっぷりで他のドッグフードと比較して原材料の種類が多いことがわかります。肉類と野菜類の他にアミノ酸やミネラル、ビタミン類(6種類)などが配合されています。
一方で、原材料が多いので、アレルギーになりやすいわんちゃんは合わない可能性があります。このこのごはんが合うわんちゃんにとっては、効率よく多種類の栄養を補給することができるでしょう。
■ 実績について
250万袋以上を販売。言うことなしです。様々なドッグフードランキング上位に位置するほどの人気商品です。
中型犬~大型犬(10Kg以上)におすすめのドッグフード
ネルソンズドッグフード(中型犬・大型犬用)

中型犬・大型犬に特化されたドッグフードで100万袋の販売実績。ペット先進国のイギリスで製造。
ネルソンズは中型・大型犬のために特別に開発された専用フードで、英国の著名な愛犬団体「ケネルクラブ※」の初代認定ブリーダー・マイク氏が開発したレシピとして高い評価を受けています。
ドッグフード企業がお金儲けありきで開発を始めた商品ではなく、ブリーダーのマイク氏が育てた子犬を引き渡しするときに一緒に与えたフードがその起源。そこから口コミが大きく広がり、ドッグフードメーカーで有名なレイテシアンがその噂を知ってぜひ本格的に大きくビジネス展開したいということで、現在に至ります。
この商品はプレミアムフードで、原材料の50%が豪華なチキンを実現。また、グレインフリーにこだわっています。中型・大型犬にカスタマイズしてタンパク質が豊富なのが特徴。かといって、30%を超えてないところがポイントです。
また、チキン生肉、バターナッツスカッシュ、サツマイモ、エンドウ豆は人が食べられるヒューマングレードのクラス。
原材料を見たところ配合しないほうが良い合成酸化防止剤、合成着色料や合成保存料のような成分は見当たりません。
野菜類が多いですし、朝からすっきりのためのマンナンオリゴ糖・フラクトオリゴ糖や、バターナッツスカッシュというナッツのように甘いカボチャの一種もこだわりの素材です。
ビタミン類(E、A、D3、B12、ナイアシン、パントテン酸、B2、B1、B6)が多いのもいいですね!
中型犬や大型犬でよく走るわんちゃんのために、グルコサミン、コンドロイチンなども配合されていて、ここは大きなポイントです。

たんぱく質:28%以上 脂質:12%以上
不使用添加物:穀物、人工香料、人工着色料、酸化防止剤、(人工保存料不使用と思われる)
主原料:チキン50%(チキン生肉25%、乾燥チキン25%)
サイズ:中型犬~大型犬
ステージ:子犬~シニア犬までのオールステージ対応
実績:100万袋販売(英国にて)
・原材料
チキン50%(チキン生肉25%、乾燥チキン25%)、サツマイモ、バターナッツスカッシュ、チキンオイル、エンドウ豆、チキングレイビー、エンドウ豆繊維、サーモンオイル、海藻、チコリ(フラクトオリゴ糖)、加水分解酵母(マンナンオリゴ糖)、ニンジン、パースニップ、リンゴ、カボチャ、スペアミント、インゲン豆、ブロッコリー、ローズマリー、パセリ、マリーゴールド、フェンネル、ショウガ、グルコサミン、ユッカ、クランベリー、コンドロイチン、ナシ、タウリン、ビタミン類(E、A、D3、B12、ナイアシン、パントテン酸、B2、B1、B6)、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、銅、ヨウ素、セレン)
■ タンパク質の比較
ネルソンズ:28%以上
AAFCO基準:成犬:18%~ 子犬:22.5%~
成犬、子犬ともに合致して合格ラインです! 大型犬ようとして他のドッグフードと比較してタンパク質は多めなので、タンパク質を控えめのほうが良い犬の場合は獣医師さんに相談しましょう。
■ 脂質の比較
ネルソンズ:12%以上
AAFCO基準:成犬:5.5%~ 子犬:8.5%~
成犬、子犬ともに合致して合格ラインです! ただし、脂質を控えめのほうが良い犬の場合は獣医師さんに相談しましょう。
■ 添加物について
人工着色料、人工香料、酸化防止剤不使用です。また、合成保存料らしい成分名は原材料に見当たりません。
これ、一見すると当たり前のようですが、着色料、香料、酸化防止剤(BHT、BHA、エトキシキン)が普通に使われているドッグフードは世の中にたくさんありますので、しっかりチェックしておきたいポイントです。
見たところ合成添加物でリスクがありそうなのは無さそうです。(リニューアル前は多少微妙でしたが・・・)。
リニューアル前には酸化防止剤がつかわれていましたが、2025年現在使用していません。
ネルソンズドッグフードは、何度かリニューアルしており、2024年2月には生産工場と原材料をリニューアルして大幅に改善しています。原材料は多数の箇所で改定しています。
それに伴い、酸化防止剤は2025年5月現在、使用されておりません。しかし、ネット上では「ネルソンズは酸化防止剤を使用」という古い情報が多くのサイトで掲載されているので要注意です。
そのため、古い情報を元にしているネルソンズへの評価は現在の商品とは異なる評価と思って良いでしょう。
■ 栄養について
とにかく、中型・大型犬にカスタマイズされた栄養バランスがこのドッグフードの良さです。日本のドッグフードは中型・大型犬専用の商品の割合がそこまで多くなく、オールステージ用が多いのが現状です。
また、このドッグフードには大型犬に必要な多くの栄養素が豊富に配合されています。なお、リニュアル後はビタミン類を多数追加配合しています。
中型犬・大型犬は活発な運動をして足腰を使いますので、グルコサミン・コンドロイチンが配合されているのは大きなポイント。オールステージ用では配合されないことが少なくありません。
また、ビタミン類(E、A、D3、B12、ナイアシン、パントテン酸、B2、B1、B6)、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、銅、ヨウ素、セレン)など、ビタミンとミネラルが豊富に配合されています。
■ 実績について
100万袋の販売実績で、販売実績も多く言うことなしです。
なお、Google検索(日本語)のドッグフードとの複合キーワード検索「ドッグフード ネルソンズ」で月間1600あります。(執筆時のラッコキーワード調べ)。これは、多くの人が「ドッグフード ネルソンズ」で検索しており、ドッグフードの中でトップクラスに位置する程の認知度といえるでしょう。
この記事が、飼い主様にとって少しでもお役に立てたら幸いです。
この記事を書いた人
- 20年近くWEBに携わる。様々なメディアサイト運営経験あり。ゴールデンレトリバー好きでYoutubeの動画を観ることが多い。海外を含めて犬の専門的な記事を多数調査して日々研鑽に努める。また、人の健康情報や民間療法などに関心があることを活かして、ドッグフードの記事を書いています。記事は可能な限りファクトチェックしています。
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