
この記事では柴犬に似ている犬種を徹底解説します!
柴犬は日本を代表する犬種として世界中で愛されていますが、その愛らしい外見や独特の性格に魅力を抱きつつ、さらに自分に合った他の似ている犬種を検討したい方は多くいらっしゃると思います。
また、柴犬に似ている犬種は数多く存在し、それぞれが独自の魅力を持っています。そこで、この記事では、柴犬と似てる犬種の中から特に注目すべき7種類を厳選し、それぞれの特徴や柴犬との違いについて詳しく解説します。
柴犬に似てる犬種① 秋田犬

柴犬に一番似ている大型犬
秋田犬は柴犬と一番似ている犬種として広く知られており、同じ日本原産の犬種として多くの共通点を持っています。
体型と外見の違い
秋田犬と柴犬の顕著な違いは体型です。秋田犬は日本犬の中で一番サイズの大きな犬種で、オスの体高は約65~70cm、体重は約45kgまでに達し、大型犬に分類されます。
一方、柴犬は体高約40cm、体重約10kgの中型犬で、その差は歴然としています。 顔つきにも明確な違いがあります。
秋田犬は分厚い耳が前に倒れ気味で、つぶらな瞳を持ち、顔のパーツが中心に寄った幼い印象を与えます。対照的に、柴犬はピンと立った薄い三角耳と切れ長の瞳が特徴で、顔のパーツが離れたキリッとした表情をしています。
身体つきについても、秋田犬は骨太で太い首が印象的な骨格を持つのに対し、柴犬は引き締まった筋肉と張った胸が特徴的です。
性格と気質の違い
性格面では、秋田犬の方が独立心が強く、柴犬の方が飼い主に甘えん坊な傾向があります。
秋田犬は優しく情け深い性格で、飼い主やその身の回りの関係性を重視する傾向があります。しかし、見知らぬ人や犬に対しては強い警戒心を示すことがあるでしょう。
しつけの面では、柴犬の方が比較的しつけがしやすいとされています。
秋田犬と柴犬は頑固な性格をしていますが、柴犬の方が愛嬌があって物覚えが良い傾向にあります。ただし、どちらの犬種も飼い主に対しては従順で、一度リーダーと認識されると反抗的な態度を取ることは少なくなります。
柴犬に似てる犬種② 珍島犬(コリア・ジンドー・ドッグ)

韓国原産の猟犬
珍島犬は柴犬と非常に似ている外見を持つ韓国原産の犬種で、独立心と知性の高さで知られています。
体型と外見の違い
珍島犬は中型犬で、体高18~22インチ(約46~56cm)、オスの体重40~55ポンド(約18~25kg)、メスは35~45ポンド(約16~20kg)と、柴犬よりもやや大きめの体格をしています。
筋肉質で運動能力の高い体型が特徴で、楔形の頭部と立ち耳、アーモンド形の目を持ちます。 柴犬と同様に巻き尾を持ちますが、珍島犬の方がより筋肉質で頭部が広い傾向があります。
被毛は厚く、狐のような外見を持つ点で柴犬と共通していますが、全体的により力強い印象を与えます。
性格と気質の違い
珍島犬は柴犬と同様に独立心が強く、知性と忠誠心を兼ね備えています。
しかし、珍島犬の方が飼い主に対してより従順で、柴犬よりも飼い主を喜ばせようとする意欲が高いとされています。
両犬種とも狩猟本能が強く、小動物に対する追跡本能を持っていますが、珍島犬の方がより強い警戒心を示す傾向にあります。
訓練においては、どちらも頑固な面がありますが、一貫性と正の強化を用いることで効果的にしつけることができます。
柴犬に似てる犬種③ 美濃柴犬

岐阜県の希少な個体数
美濃柴犬は柴犬の地方系統の一つで、特に鮮やかな赤毛が特徴的で一般的な柴犬と似ている犬種です。
体型と外見の特徴
美濃柴犬は一般的な柴犬とほぼ同じサイズですが、一番の特徴は「緋赤」と呼ばれる鮮やかな赤毛です。
この毛色は一般的な柴犬の赤毛よりもさらに濃く、イノシシの毛に似ている剛毛質の被毛を持ちます。一般的な柴犬がお腹などの体の内側に白い毛を持つのに対し、美濃柴犬は全身が一色で統一されているのが大きな違いです。
顔立ちは丸みを帯びた「タヌキ顔」で、体型も信州柴犬と似た特徴を持ちます。子犬の頃は濃い茶色や黒色をしていますが、成長とともに徐々に美しい緋赤色に変化していきます。
性格と気質の違い
美濃柴犬は一般的な柴犬と比較して、警戒心が少なく人懐っこい性格をしています。柴犬の中では比較的社交的で温厚であることが多く、一般的な柴犬よりも飼いやすいとされています。
もともと岐阜県の豪雪地帯で猟犬として活躍していた歴史があり、その環境に適応するために見た目や性格が形成されてきており、特殊な被毛を持っています。
現在は約150~300頭程度しか存在しない非常に希少な犬種で、年間の出産頭数も20頭程度と限られています。
柴犬に似てる犬種④ 四国犬

日本古来の山岳猟犬
四国犬は柴犬と同じ日本原産の犬種で、明るい茶色から赤褐色の美しい被毛が特徴的な似てる犬種です。
体型と外見の特徴
四国犬は柴犬よりもやや大きく、中型犬に分類されます。体高はオスが約52cm、メスが約49cmで、体重は15~25kg程度と、柴犬の約1.5倍から2倍の体格を持ちます。柴犬と同様に立ち耳と巻き尾を持ちますが、より筋肉質で引き締まった体型が特徴です。
被毛は柴犬と似た明るい茶色から赤褐色で、特に胡麻毛と呼ばれる毛色は柴犬の赤毛と非常によく似ています。胡麻毛は赤毛、黒毛、白毛が複雑に混ざり合った色彩で、その中でも赤胡麻は赤色が強く、柴犬の赤毛に一番近い印象を与えます。
オオカミに似た野性味あふれる姿が四国犬の大きな魅力となっています。
性格と気質の違い
四国犬は柴犬と比較して、より強い狩猟本能と闘争心を持つ犬種です。
もともと四国山地でイノシシ猟に使われていた歴史があるため、持久力と勇敢さを兼ね備えています。そのため、飼い主に対しては非常に従順で忠実ですが、柴犬以上に一人の主人にのみ懐く傾向が強く、家族全員に対して平等に愛情を示すことは少ないとされています。
警戒心と縄張り意識が柴犬よりも強く、見知らぬ人や他の犬に対してはより強い警戒心を示します。しつけにおいては柴犬よりもやや頑固なので、一般的なペットとしては飼育しにくいとされており、経験豊富な飼い主に適した犬種です。
犬をしつけたり飼うのに慣れていない方は避けておいたほうが良い犬種です。
柴犬に似てる犬種⑤ 山陰柴犬

凛とした美しくスリムな地柴
山陰柴犬は弥生時代に朝鮮半島から渡来した犬と縄文犬が交配して生まれたとされる、独特の美しさを持つ犬種です。
体型と外見の特徴
山陰柴犬は一般的な柴犬よりもスリムで、細身に長い脚を持つエレガントな体型が特徴です。耳はやや小さく上の方についており、「差し尾」と呼ばれる尾が背中と並行に位置するしっぽや「太刀尾」と呼ばれる巻き上げないまっすぐなしっぽを持つことが多いです。
毛色は淡赤と呼ばれる色素の薄い茶色のみで、一般的な柴犬の赤毛よりも薄い色合いをしています。顔立ちは凛とした表情で、全体的にキツネに近い印象を与えます。
性格と行動の違い
山陰柴犬は無駄吠えが少なく、おとなしい性格をしています。一般的な柴犬と比較して、より落ち着いた気質を持ち、静かな環境を好む傾向があります。
現在は約450頭程度しか存在せず、発情期が年2回あるかないかで、一度の出産で生まれる頭数が2~3匹と少ないため、個体数の増加が困難な状況にあります。
柴犬に似てる犬種⑥ フィニッシュ・スピッツ

北欧の狩猟犬
フィニッシュ・スピッツは柴犬と同じスピッツ系の犬種で、狐のような外見と活発な性格が特徴です。
体型と外見の特徴
フィニッシュ・スピッツは中型犬で、柴犬と似たサイズ感を持ちますが、より赤みがかった被毛色が特徴的です。立ち耳と尖った鼻先、巻き尾など、スピッツ系の典型的な特徴を備えており、全体的に狐のような印象を与えます。
柴犬と比較すると、フィニッシュ・スピッツの方がやや華奢な体型で、被毛もより長く豊かです。特に尻尾の飾り毛は柴犬よりも発達しており、より優雅な印象を与えます。
性格と行動パターンの違い
フィニッシュ・スピッツは柴犬よりも声を出すことが多く、狩猟時に獲物の位置を知らせるために発達した吠え声の習性があります。この点で、比較的静かな柴犬とは大きく異なります。
活動性においては両犬種ともに高いエネルギーレベルを持ちますが、フィニッシュ・スピッツの方がより持続的な運動を必要とする傾向があります。
社会性については柴犬と似た独立心を持ちながら、やや社交的な面があります。
柴犬と似てる犬種⑦ ジャーマン・スピッツ

ヨーロッパの小さな番犬
ジャーマン・スピッツは柴犬と外見が似ている小型から中型のスピッツ系犬種です。
体型と外見の比較
ジャーマン・スピッツは柴犬と同様の厚い被毛と立ち耳、巻き尾を持ちますが、頭部がより幅広く、よりコンパクトな体型をしています。サイズバリエーションがあり、小型のクライン・スピッツから中型のミッテル・スピッツまで存在します。
柴犬と比較すると、ジャーマン・スピッツの方が被毛がより豊かで、特に首周りのラフ(襟毛)が発達しています。体型もより正方形に近く、柴犬のやや長方形の体型とは異なります。
性格と適応性の違い
ジャーマン・スピッツは柴犬と同様に警戒心が強く、優秀な番犬としての能力を持ちます。しかし、柴犬よりもやや外向的で、適切な社会化が行われれば他の犬や人に対してより友好的な傾向にあります。
訓練においては、ジャーマン・スピッツの方が柴犬よりやや従順で、飼い主の指示に従いやすい傾向があります。ただし、両犬種は独立心が強いため、一貫性のある訓練が重要です。
まとめ:柴犬と似てる犬種を選ぶ際のポイント
これらの柴犬に似ている犬種を検討する際は、それぞれの特徴を十分に理解することが重要です。
体格の違いは飼育環境や運動量の要求に直接影響し、性格の違いは家族構成や生活スタイルとの適合性に関わってきます。 柴犬とこれらの似ている犬種はすべてスピッツ系の特徴を共有していますが、原産地の気候や用途によって発達した独自の特徴があります。
どの犬種も古くから人間と共に働いてきた歴史があり、それぞれが独特の良さと魅力を与えてくれます。
柴犬と似ているわんちゃんを飼うご予定であれば、見た目の類似性だけでなく、性格、サイズ、運動要求、グルーミングの必要性など、総合的な要因をしっかりと調査して検討することが、長期的に満足のいく犬との生活を実現する鍵となるでしょう。
これをご覧のみなさんにとって理想的な良き犬種と出会えますように。
①「たんぱく質」の望ましい割合
②「脂質」の望ましい割合
③原材料表示のトップは何?
④正しい穀物類の判定方法
⑤添加物(避けておきたい成分)
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この記事を書いた人
- 20年近くWEBに携わる。様々なメディアサイト運営経験あり。人の健康情報や民間療法などに関心があることを活かして、ドッグフードの記事を書いています。記事は可能な限りファクトチェックしています。
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