ビーグル
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この記事では、ビーグルに似てる犬種のうち5種類を厳選し、それぞれの特徴やビーグルとの違いを徹底的に比較します。

ビーグルは、その愛らしい外見と活発な性格で、世界中で愛され続けている犬種。スヌーピーのモデルとしても有名で、日本でも多くの家庭で飼われていますね。

しかし、ビーグルに似てる犬種が意外に多く存在することをご存知でしょうか?

その犬種の歴史から体型、性格まで詳しく解説しますので、ぜひわんちゃん選びの参考にしていただければと思います。

ビーグルに似てる犬種1:アメリカン・フォックスハウンド

アメリカンフォックスハウンド

アメリカン・フォックスハウンドは、ビーグルによく似ている犬種の一つとして知られています。両犬種ともにハウンドグループに属し、狩猟犬としての歴史を持つため、外見的特徴や性格に多くの共通点があります。

アメリカン・フォックスハウンドの歴史と特徴

アメリカン・フォックスハウンドは、18世紀にアメリカで開発された犬種です。イングリッシュ・フォックスハウンドを基に、フランスやアイルランドのハウンド犬種を交配して作られました。主にキツネ狩りに使用され、アメリカの初代大統領ジョージ・ワシントンも愛好していたことで有名です。

この犬種の1番の特徴は、その優れた持久力と嗅覚といえるでしょう。長時間の狩猟に耐えうる体力を持ち、獲物の匂いを長距離にわたって追跡することができます。また、群れで行動することが多いため、協調性に優れています。

体型の違い

アメリカン・フォックスハウンドは大型犬に分類され、体高は53~63cm、体重は24~30kgです。一方、ビーグルは中型犬に分類され、体高は33~40cm、体重は8~14kgです。

アメリカン・フォックスハウンドは、ビーグルと比較して手足が長く、よりスリムで筋肉質な体型をしています。胸部は深く、走行に適した体格を持っています。

性格の違い

アメリカン・フォックスハウンドは、穏やかで優しい性格をしています。ビーグルと同様に社交的で人懐っこいですが、より独立心が強い傾向があります。狩猟犬としての本能が強く、状況判断能力や危険察知能力が高いです。また、吠え声が大きく響くため、集合住宅での飼育には注意が必要です。

また、アメリカン・フォックスハウンドは、ビーグルよりもはるかに多くの運動量を必要とします。1日に2時間以上の散歩や、広いスペースでの自由運動が必要です。そのため、都市部のマンションより庭付きの一戸建てでの飼育が適しています。

ビーグルに似てる犬種2:バセット・ハウンド

バセット・ハウンド

バセット・ハウンドは、短い足と垂れ下がった長い耳が特徴的な犬種です。体型はビーグルとは大きく異なりますが、ハウンド犬種特有のトライカラーや、穏やかな性格が似ています。

バセット・ハウンドの歴史と特徴

バセット・ハウンドは、16世紀にフランスで開発された犬種です。「バセット」はフランス語で「低い」という意味で、その名の通り低い体高が特徴です。

ウサギやキツネなどの小動物の狩猟に使用され、その優れた嗅覚は犬の中でもトップクラスです。

この犬種の1番の魅力は、その愛嬌のある外見と温厚な性格です。短い足でゆっくりと歩く姿は多くの人に愛され、家庭犬としても人気があります。

体型の違い

バセット・ハウンドは、体高は33~38cmとビーグルとほぼ同じですが、体重は25~29kgと大幅に重いです。(ビーグルの体重は8~14kg)胴長短足で、ずんぐりとした体型をしています。耳は非常に長く、地面に届くほどです。この長い耳は、地面の匂いを効率的に鼻に運ぶ役割を果たしています。

性格の違い

バセット・ハウンドは、温厚でマイペースな性格です。ビーグルに比べて落ち着きがあり、のんびりとした生活を好みます。頑固な一面もありますが、基本的には従順で家族に対して愛情深いです。子供との相性も良く、家庭犬として適しています。

また、犬の中でもトップクラスの嗅覚を持っています。その嗅覚細胞の数は約2億個で、ビーグルを僅かに上回ります。この優れた嗅覚により、警察犬や麻薬探知犬としても活躍しています。

それと、バセット・ハウンドは、ビーグルほど多くの運動量を必要としません。1日30分~1時間程度の散歩で十分です。ただし、肥満になりやすい体質のため、食事管理と適度な運動が重要です。また、長い耳による外耳炎や、胴長短足による椎間板ヘルニアに注意が必要です。

ビーグルに似てる犬種3:ハーリア

ハーリア

ハーリアは、ビーグルより大きい中型の狩猟犬です。ビーグルとアメリカン・フォックスハウンドの中間のような外見をしており、よく似ていると言われる犬種です。

ハーリアの歴史と特徴

ハーリアは、13世紀頃にイングランドで開発された古い犬種です。主にウサギ狩りに使用され、その名前は「ハレ(ウサギ)」に由来しています。ビーグルよりも大きく、フォックスハウンドよりも小さいサイズで、中型の獲物を追うのに適しています。

この犬種は、優れた持久力と協調性を持ち、群れで狩りをすることに長けています。また、バランスの取れた体型と安定した性格で、家庭犬としても人気があります。

体型の違い

ハーリアは、体高48~56cm、体重20~25kgの中型犬です。ビーグルより手足が長く、より筋肉質な体型をしています。

全体的にバランスが良く、運動能力に優れた体格を持っています。被毛は短く密生しており、主にトライカラー(黒・茶・白)やバイカラー(茶・白)が一般的です。

性格の違い

ハーリアは、温厚で社交的な性格です。協調性が高く、他の犬や人とも仲良くできます。ビーグルと同様に家族に対して愛情深く、子供との相性も良いです。ただし、狩猟犬としての本能が強いため、小動物を追いかける傾向があります。

また、ハーリアは、ビーグルよりも多くの運動量を必要とします。1日に1時間以上の散歩や、ドッグランでの自由運動が必要です。また、知的な刺激も重要で、嗅覚を使ったゲームやトレーニングを取り入れると良いでしょう。

ビーグルに似てる犬種4:ツリーイング・ウォーカー・クーンハウンド

ツリーイング・ウォーカー・クーンハウンド

ツリーイング・ウォーカー・クーンハウンドは、アメリカ原産の狩猟犬です。獲物を追い詰めて木の上に追い上げることから、この名前が付けられました。ビーグルとは体格が大きく異なりますが、ハウンド犬種としての特徴を多く共有しています。

ツリーイング・ウォーカー・クーンハウンドの歴史と特徴

この犬種は、18世紀にアメリカで開発されました。イングリッシュ・フォックスハウンドを基に、アメリカの狩猟環境に適応するよう改良されました。主にアライグマやオポッサムなどの樹上に逃げる動物の狩猟に使用され、優れた追跡能力と木登り能力を持っています。

一番の特徴は、その独特の狩猟スタイルです。獲物を木の上に追い詰めた後、特徴的な吠え声でハンターに位置を知らせます。この吠え声は非常に大きく、数キロメートル先まで届くと言われています。

体型の違い

ツリーイング・ウォーカー・クーンハウンドは、体高51~69cm、体重20~36kgの大型犬です。ビーグルよりもかなり大きく、筋肉質で引き締まった体型をしています。四肢は長く、優れた跳躍力を持っています。

被毛は短く、主にトライカラーですが、ビーグルよりも白い部分が多い傾向があります。

性格の違い

ツリーイング・ウォーカー・クーンハウンドは、勇敢で独立心の強い性格です。狩猟犬としての本能が非常に強く、活発で精力的な運動を好みます。家族に対しては愛情深いですが、ビーグルほど人懐っこくない場合があります。また、警戒心が強く、番犬としても優秀です。

この犬種は、非常に多くの運動量を必要とします。1日に2~3時間の散歩や、広いスペースでの自由運動が必要です。また、知的な刺激も重要で、追跡ゲームやアジリティなどの活動を取り入れると良いでしょう。

吠え声と近隣への配慮が大切

ツリーイング・ウォーカー・クーンハウンドは、よく響く大きな吠え声を持っています。この吠え声は狩猟時に重要な役割を果たしますが、住宅地では近隣への迷惑となる可能性があります。そのため、集合住宅での飼育には不向きで、十分な防音対策や近隣への配慮が必要です。

ビーグルに似てる犬種5:イングリッシュ・フォックスハウンド

イングリッシュ・フォックスハウンド

イングリッシュ・フォックスハウンドは、ビーグルの祖先犬の一つとされる犬種です。外見的にはアメリカン・フォックスハウンドに似ていますが、より重厚で力強い体格を持っています。

イングリッシュ・フォックスハウンドの歴史と特徴

イングリッシュ・フォックスハウンドは、16世紀頃にイングランドで開発された古い犬種です。主にキツネ狩りに使用され、イギリスの伝統的な狩猟文化の中心的存在でした。この犬種から多くのハウンド犬種が派生し、ビーグルもその一つです。

1番の特徴は、その優れた持久力と協調性です。長時間の狩猟に耐えうる体力を持ち、パックでの狩りに適しています。また、規則正しい歩様と美しい体型で、ドッグショーでも人気があります。

体型の違い

イングリッシュ・フォックスハウンドは、体高58~64cm、体重25~32kgの大型犬です。ビーグルよりもかなり大きく、より重厚で力強い体格を持っています。骨格がしっかりしており、筋肉質な体型が特徴です。

性格の違い

イングリッシュ・フォックスハウンドは、穏やかで従順な性格です。ビーグルと同様に社交的ですが、より落ち着きがあり、成熟した印象を与えます。狩猟犬としての本能は強いですが、家庭犬としても適応できます。

この犬種は、十分な運動量と広いスペースを必要とします。また、群れで行動することに慣れているため、単独飼育よりも多頭飼育の方が適している場合があります。

ビーグルに似てる犬種の選び方

ビーグルに似てる犬種を選ぶ際は、以下の点を考慮することが重要です。

飼育環境の確認

住宅環境、家族構成、近隣への配慮など、様々な要因を考慮する必要があります。大型犬の場合は、十分なスペースと運動量を確保できるかが重要です。

運動量の違い

ビーグルに似てる犬種の多くは、ビーグル以上の運動量を必要とする傾向にあります。毎日の散歩時間や運動の内容を事前に確認し、継続的に提供できるかを検討しましょう。

性格の違いと相性

犬種によって性格の特徴が異なります。家族のライフスタイルや他のペットとの相性を考慮して選択することが大切です。

まとめ:ビーグルに似てる犬種を知って、愛犬との生活をより豊かに

ビーグルに似てる犬種は、一見すると似ているようでそれぞれ異なる魅力と特徴を持っています。

どの犬種を選ぶにしても、1番重要なのは責任を持ってわんちゃんの一生をかけて愛情を注ぐことですよね。それぞれの犬種の特徴を十分調べてからお迎えを決定し、ある程度のお金をかける覚悟の上で、適切な飼育環境を提供すれば、愛犬との素晴らしい生活を送ることができるでしょう。

この記事が愛犬探しにお役にたてていただければ幸いです。

この記事を書いた人

Tくん
20年近くWEBに携わる。様々なメディアサイト運営経験あり。人の健康情報や民間療法などに関心があることを活かして、ドッグフードの記事を書いています。記事は可能な限りファクトチェックしています。